<新型コロナ>友人らと外食、カラオケした人も…埼玉278人感染2人死亡 川越の小学校、学級閉鎖に
埼玉県などは11日、新型コロナウイルスに感染していた20代と80代の男性2人が死亡、新たに278人の感染を確認したと発表した。火曜日に発表される感染者数としては緊急事態宣言解除後最多となった。新規感染者の内訳は県発表が174人、さいたま市56人、川口市30人、川越市8人、越谷市10人。
これまでに確認された感染者は4万289人(チャーター便帰国者含む)、死者は754人(11日午後6時現在)。
10日午後9時時点の重症者は46人、感染者の入院は747人、ホテル療養342人、自宅療養758人。退院・療養終了は3万6761人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女155人。友人ら複数人のグループで外食していた家族3人を含め、会食での感染が疑われる人が4人いた。また、それぞれ別の10人程度のグループでカラオケをして感染したとみられる人が2人いるという。同じ勤務先の外国籍女性3人らも感染した。北部地区の県立学校では児童生徒1人の感染が確認された。
さいたま市によると、3日に80代男性、10日に20代男性が死亡した。80代男性は心筋梗塞の基礎疾患があった。20代男性は脳腫瘍で4月19日に入院し、陽性と判明。その後、容体が悪化した。死因は脳腫瘍と診断された。市内の死者は87人。感染が判明したのは、10歳未満~80代の男女56人。家庭内感染によって10歳未満の未就学児と児童計5人の感染も分かった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女30人。20~50代が8割を占める。重症者はいない。また、市外に住む20代の市介護保険課の女性事務職員1人が感染した。市は関連庁舎内の消毒など感染防止策を取り、通常通り業務を行う。
川越市によると、感染が判明したのは20~60代の男女8人。市立小学校に通う児童が感染し、在籍するクラスが11、12日学級閉鎖となった。
越谷市によると、感染が判明したのは20~70代の男女10人。