埼玉県などは12日、新型コロナウイルスに感染していた70代の男女2人が死亡、新たに259人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が171人、さいたま市47人、川口市26人、川越市3人、越谷市12人。

　これまでに確認された感染者は4万548人（チャーター便帰国者含む）、死者は756人（12日午後6時現在）。

　11日午後9時時点の重症者は49人、感染者の入院は765人、ホテル療養358人、自宅療養960人。退院・療養終了は3万6838人。

　県によると、70代女性1人が死亡した。県管轄で感染の詳細が判明したのは未就学児～80代の男女153人。クラスター（感染者集団）関連では県内高齢者福祉施設で新たに職員2人、入所者2人の感染が分かり、計11人になった。これまでに複数人の感染が確認されている県内の学校では、新たに児童生徒4人の感染が分かり、計12人になった。大型連休中の会食で感染したとみられるのは8人で、複数人のグループで会食後にカラオケに行った1人が含まれるという。

　さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代無職男性が12日に死亡した。市内の死者は88人目。感染が判明したのは10～60代の男女47人。クラスター関連では、わらべや日洋大宮工場で1人増え、感染者数は計34人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは10～90代の男女26人。市立学校で児童1人の感染が分かり、12日を学級閉鎖にし、13日から再開する。

　川越市によると、感染が判明したのは40～70代の男女3人。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学男児を含む70代までの男女12人。