ボビー被告に罰金10万円、妻に立腹は明らか 「ボコボコにするから」は恐怖心抱かせ悪質/さいたま地裁
2021/05/14/00:00
妻の頬を指で突いたとして、暴行の罪に問われた千葉県御宿町、タレントのボビー・オロゴン(本名・近田ボビー)被告(55)の判決公判が13日、さいたま地裁で開かれ、一場修子裁判官は求刑通り罰金10万円を言い渡した。
判決理由で一場裁判官は、犯行態様を「軽微」としたものの、「『ボコボコにするから』と恐怖心を抱かせる文言を言ったことは悪質」と指摘。「妻に立腹していたことは明らかで、落ち着かせるために言ったとは認められない」とした。
ボビー被告は黒いスーツに銀色のネクタイ姿で入廷。証言台の前に立ち、正面を真っすぐ見て判決を聞いた。一場裁判官に判決内容を理解できたか問われると、小さな声で「イエス」と答えてうなずき、傍聴席に一礼して、法廷を後にした。
判決によると、ボビー被告は昨年5月16日午前11時50分ごろ、さいたま市の当時の自宅で、「ボコボコにするから」と言って、指先で妻の左頬を突く暴行を加えた。