<高校野球>打線の破壊力抜群、花咲徳栄は山梨・東海大甲府と対戦 春季関東大会、山梨で15日開幕
2021/05/14/00:00
高校野球の第73回春季関東大会は15日、山梨県の山日YBS球場、富士北麓公園野球場で1都7県から17校が参加して2年ぶりに開幕する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった。
埼玉県勢は県大会王者の浦和学院が3年ぶり20度目、同準優勝の花咲徳栄が3年ぶり11度目の出場。4年ぶりの優勝を目指す浦和学院は16日、初戦の2回戦で作新学院(栃木2位)と対戦する。花咲徳栄は15日、1回戦で東海大甲府(山梨3位)と顔を合わせる。
■3年ぶり11度目出場/花咲徳栄
県大会計5試合で57得点と打線の破壊力は抜群。初戦は今春の選抜大会に出場した東海大甲府(山梨3位)と対戦する。序盤から持ち味を発揮して一戦ずつ勝ち進み、夏前に経験を積みたい。
強力打線はどこからでも得点が奪える。1番川腰は選球眼が光るなど出塁率が高く、塁に出れば足でかき回す。2番飛川、5番味谷はともに打率5割と頼もしい。県大会では調子が悪かった3番浜岡は夏へ向けて調子を上げたい。7番鹿野、9番秋山ら下位にも打率4割越えの打者がそろい、攻撃に切れ目がない。
投手陣は継投策が基本。エースの右腕松田は、4試合に登板し、無失点と安定感がある。最速146キロの堀越と2年生金子の両右腕に左腕松嶋と粒ぞろいだけに捕手味谷のインサイドワークが鍵を握る。