SL・D51が一般公開 フェンスの一部外し、運転席の搭乗や桜と記念撮影も 熊谷の荒川公園、31日まで
2019/03/30/00:00
熊谷市河原町の荒川公園に展示されている蒸気機関車(SL)の「D51―140号機」が30、31日の2日間、一般公開される。市を代表する桜の名所・熊谷桜堤沿いにあり、桜を背景に記念撮影などを楽しめる。
展示されている蒸気機関車は1938年に製造され、高崎線や八高線など北関東で活躍した。役目を終えた70年に市と旧国鉄が賃借契約を結び、公園に展示。2014年にJR東日本から無償譲渡された。その後、地元住民らでつくる保存会がボランティアで修繕した。
大勢の花見客が訪れる桜の時期に合わせ、17年から一般公開を開始。当日は蒸気機関車の四方を囲うフェンスの一部を取り外し、運転席の搭乗体験や記念撮影のほか、保存会のメンバーが鳴らす汽笛も聞くことができる。
熊谷桜堤で4月7日まで開催されている「さくら祭」の期間中、現役時代の写真を紹介するパネル展示や、夜間のライトアップも行われる。
一般公開は午前9時~午後4時。入場無料。