埼玉新聞

 

あきれた68歳女、80代女性に偽メール…病院や葬儀、借金返済まで要求、6500万円振り込ませる 警察、被害女性から相談受け捜査…女を相模原から埼玉に、捜査終結 パチンコ代や生活費に「金は全て使った」

  • 【ちなみ】警官=事件事故イメージ

    偽メールで6500万円詐欺 容疑の68歳女追送検

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 埼玉県の秩父署は7日、詐欺の疑いで、相模原市緑区東橋本の無職の女(68)=詐欺罪で起訴=をさいたま地検熊谷支部に追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は2019年2月1日ごろから23年7月28日までの期間、秩父市の80代女性に対して、複数の架空人物に成り済まし、電子メールなどで病院や葬儀、金融会社への借金返済などを要求するメッセージを送信し、計210回にわたり女名義の預金口座に現金計6493万円を振込入金させ、だまし取った疑い。

 秩父署は昨年9月ごろに被害女性から相談を受けて捜査を開始。今年3月に相模原市内にいた女を同署に任意同行し、詐欺の疑いで通常逮捕していた。逮捕時の現金被害額は70万円。追送検で発覚した被害と併せ、被害額は6563万円に上る。

 女は容疑を認め、「だまし取った金はパチンコ代や生活費などのために全て使った」と供述しているという。

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