<新型コロナ>埼玉県民は31日から予約可、大規模接種センターの東京会場 接種券あることが条件
2021/05/18/00:00
埼玉など首都圏4都県と関西3府県を対象に自衛隊が運営する高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約受け付けが17日始まった。東京会場は午前11時ごろ、大阪会場は午後1時ごろに予定通り開始。希望者が殺到した。
東京会場の予約受け付けは埼玉県民の場合、31日から可能になる。ただし、市町村から接種券の発行を受けていることが条件で、県内には同日までに65歳以上への接種券の発行が終わらない自治体もあるとみられる。県の担当者は「接種券発行を早めるよう呼び掛けている」と説明した。
県によると、接種券の発行を受けていない場合、優先接種の対象者と確認することができない上、接種の記録が残せないなどの問題があるという。
一方で、市町村は接種事業開始当初に国のワクチン確保が遅れたことから、ワクチンが計画通り届かないことを懸念して、予約時の混乱を避けるためにも段階的な接種券の発行を計画。発行に関する業務を業者に手配済みのケースでは早めることが難しい場合もあり、県の担当者は「接種券を出さなければ始まらないが、(困惑する)市町村の心情も理解できる」と明かした。17日までに行われた県内の高齢者接種は約2万7千回という。