<新型コロナ>禁止なのに…誤ってワクチン再凍結、埼玉・所沢で169回分を廃棄 廃棄前に21人接種
2021/05/19/00:00
所沢市は18日、二つの医療機関が新型コロナウイルスワクチンを誤って再凍結し、計169回分を廃棄したと発表した。製造しているファイザー社は解凍されたワクチンの再凍結を禁止している。
市によると、ワクチンを保管している保健センターの冷凍庫から医療機関に冷蔵状態で配布しているが、14日にワクチン2本(10回分)を市内の医療機関に配送した際、医療機関側が誤って再凍結した。別の医療機関では同日、36本(180回分)を目視で凍結状態と判断し冷凍室に保管。17日に21人に接種していた。
市医師会はワクチンの保管や適正な接種について各医療機関に緊急連絡し、市もワクチンの配送用バッグに「冷凍禁止」の張り紙をするなどの再発防止策をした。
接種済みの21人の健康状態に現在のところ問題はなく、経過観察する。