埼玉新聞

 

息子が手術でお金必要…100万円を下ろそうとした母親 だまされているのではと気づいた窓口の職員 未然に防ぎ、家族から「助かりました」と言葉 財産守った23歳女性職員らの行動を称賛

  • 中山徹署長から感謝状を受け取った埼玉縣信用金庫久喜支店の片倉彩音さん(右から2人目)、埼玉りそな銀行久喜支店の和田穂津美さん(左)、横田千鶴子さん(左から2人目)

    中山徹署長から感謝状を受け取った埼玉縣信用金庫久喜支店の片倉彩音さん(右から2人目)、埼玉りそな銀行久喜支店の和田穂津美さん(左)、横田千鶴子さん(左から2人目)

  • 中山徹署長から感謝状を受け取った埼玉縣信用金庫久喜支店の片倉彩音さん(右から2人目)、埼玉りそな銀行久喜支店の和田穂津美さん(左)、横田千鶴子さん(左から2人目)

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、久喜市の埼玉縣信用金庫久喜支店の窓口職員片倉彩音さん(23)と同市の埼玉りそな銀行久喜支店のマネジャー和田穂津美さん(48)、窓口職員横田千鶴子さん(47)ら3人に久喜署(中山徹署長)から、感謝状が贈られた。

 同署によると片倉さんは4月11日午後3時ごろ、80代女性から「現金100万円を下ろしたい」と依頼された際、使い道について確認したところ「息子が手術をするのでお金が必要になった」などと話したことから特殊詐欺を疑った。和田さんらも4月17日午後4時半ごろ、80代女性から「現金100万円を引き出したい」と依頼され使い道を確認して詐欺被害を防いだ。

 片倉さんは「娘さんから『助かりました』という言葉をいただいた。詐欺に気づけて良かった」と話し、和田さんは「今後もお客様に寄り添って大切な資産を守りたい」、横田さんも「これからもお客様の話に耳を傾けたい」と話した。

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