息子が手術でお金必要…100万円を下ろそうとした母親 だまされているのではと気づいた窓口の職員 未然に防ぎ、家族から「助かりました」と言葉 財産守った23歳女性職員らの行動を称賛
2024/06/09/09:20
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、久喜市の埼玉縣信用金庫久喜支店の窓口職員片倉彩音さん(23)と同市の埼玉りそな銀行久喜支店のマネジャー和田穂津美さん(48)、窓口職員横田千鶴子さん(47)ら3人に久喜署(中山徹署長)から、感謝状が贈られた。
同署によると片倉さんは4月11日午後3時ごろ、80代女性から「現金100万円を下ろしたい」と依頼された際、使い道について確認したところ「息子が手術をするのでお金が必要になった」などと話したことから特殊詐欺を疑った。和田さんらも4月17日午後4時半ごろ、80代女性から「現金100万円を引き出したい」と依頼され使い道を確認して詐欺被害を防いだ。
片倉さんは「娘さんから『助かりました』という言葉をいただいた。詐欺に気づけて良かった」と話し、和田さんは「今後もお客様に寄り添って大切な資産を守りたい」、横田さんも「これからもお客様の話に耳を傾けたい」と話した。