<新型コロナ>クラスターの施設や医療機関で拡大止まらず 埼玉で1人死亡、228人感染 学校や保育園でも
埼玉県などは20日、新型コロナウイルスに感染していた1人が死亡し、新たに228人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が135人、さいたま市51人、川口市29人、川越市7人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は4万2296人(チャーター便帰国者含む)、死者は771人(20日午後7時現在)。
19日午後9時時点の重症者は54人、感染者の入院は729人、ホテル療養304人、自宅療養982人。退院・療養終了は3万8754人。
県によると、県管轄で24日に詳細が判明したのは未就学児~90代の男女114人。クラスター(感染者集団)関連では、県内の福祉施設で3人が感染し計17人になった。県内の医療機関でも1人が感染し計26人となった。県教育局によると、東部地区と西部地区の県立学校でそれぞれ児童生徒1人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女51人。4人が陽性だった市内高齢者施設で新たに4人の陽性が分かり、感染者は計8人となった。同施設では職員133人、入所者171人に検査を実施し、現在13人が結果待ちとなっている。市内保育園でも職員2人の感染が分かり、陽性者は計5人となった。南消防署の40代男性職員の陽性も判明。現場対応業務に従事しているが市民との接触はなく、所属職員に体調不良者はいないという。
川口市によると、10歳未満の小学校女児から70代女性まで男女29人の感染を確認した。重症者はいない。市環境部で廃棄物収集業務を担当する50代の男性職員(市外居住)の感染が判明。17日に車に同乗している同僚が陽性だった。
川越市によると、10~60代の男女7人の感染が新たに判明した。
越谷市によると、県内医療機関に入院していた80代男性が15日に死亡した。新たに感染が判明したのは20~90代の男女6人。