埼玉新聞

 

ラグビー・トップリーグ、埼玉・熊谷に移転するパナソニックがV 今季で引退の福岡もトライ、サントリー破る

  • サントリー―パナソニック 前半30分、パナソニックのWTB福岡(右)が、サントリーのSOバレットのタックルを振り切ってトライを決める

 ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ(TL)プレーオフトーナメント最終日は23日、東京の秩父宮ラグビー場で決勝を行い、8月から本拠地を熊谷市に移転するパナソニック(ホワイトカンファレンス=白組1位)がサントリー(レッドカンファレンス=赤組1位)を31―26で下し、2015~16年シーズン以来5度目の栄冠に輝いた。日本選手権は6度目の制覇。

 パナソニックは、前半5分に自陣中央10メートルライン付近でインターセプトしたCTBライリーの独走トライで先制(ゴール成功)。SO松田が2本のPGを成功させると、同30分に今季で引退するWTB福岡がトライを奪った。23―7で折り返した後半は開始早々にトライを許したが、15分にプロップのバル(正智深谷高―埼玉工大出)のトライで追加点。同33分にはSO山沢(熊谷市出身、深谷高出)のPGでダメ押しの3点を加えた。終了間際にトライ(ゴール成功)を返され、5点差に迫られたが、粘り強くリードを守り切った。

 03年に創設されたTLは来季の新リーグ移行に伴い、今シーズンで幕を閉じる。最後のTL王者となったパナソニックのディーンズ監督は「素晴らしい日になった。優勝という結果に満足している」と語った。

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