<新型コロナ>学年閉鎖も…埼玉で1人死亡、83人感染 県立学校で計4人感染、1人は濃厚接触者が60人に
埼玉県などは24日、新型コロナウイルスに感染していた70代男性1人が死亡、新たに83人の感染を確認したと発表した。感染者が100人を下回るのは4月12日以来42日ぶり。新規感染者の内訳は県発表が52人、さいたま市11人、川口市9人、川越市3人、越谷市8人。
これまでに確認された感染者は4万2906人(チャーター便帰国者含む)、死者は778人(23日午後6時現在)。
24日午後9時時点の重症者は53人、感染者の入院は701人、ホテル療養307人、自宅療養757人。退院・療養終了は3万9853人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~70代の男女58人。会食関連では1人が感染した。県教育局によると21日、東部、南部地区の県立学校で児童生徒と教職員計4人の感染が分かった。うち1人は濃厚接触者が教員を含めて約60人確認されたため、24日から当面の間、在籍する学年全体を学年閉鎖とした。
さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代無職男性が20日に死亡した。高血圧などの基礎疾患があった。市内の死者は92人。感染が判明したのは20~100歳以上の男女11人。クラスター(感染者集団)関連では、特別養護老人ホーム「諏訪の苑」で新たに入所者5人の陽性が分かり、感染者数は計26人となった。5人は70~90代でいずれも中等症。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女9人。23日に保育士1人の感染が分かった民間保育所は25日から当分の間、休園する。
川越市によると、感染が判明したのは同市と坂戸市の20~50代の男性2人、女性1人の計3人。
越谷市によると、感染が判明したのは20~80代の男女8人。また、23日に判明した1人が県発表分と重複していたとして、同日の感染者数を1人減にした。