三郷市は24日、新型コロナウイルス対策として、大学生らに1人3万円の給付金を支給すると発表した。

　コロナ禍により授業がオンライン化するなど学習環境が変化する中、パソコンや通信機器の新たな購入や回線使用料の費用負担の軽減につなげる。

　対象は本人か扶養家族が市内に在住している18～23歳の大学生、短大生、専門学校生で、約3千人分を見積もる。地方創生臨時交付金を活用し、2021年度の一般会計補正予算案に9082万7千円を計上し、6月議会に提案する。申請受け付けはインターネットや郵送を想定している。

　市によると、新型コロナ対策として大学生向けに給付金を支給する取り組みは県内初で、福岡県宮若市や岩手県宮古市で同様の事業を実施しているという。