埼玉新聞

 

女性白バイ隊員が乗車姿勢のレクチャー 埼玉県警、横瀬でツーリング楽しむドライバーらに事故防止を啓発

  • 白バイ隊員の指導を受けながらバイク用エアバッグの作動を体験する二輪ドライバー=23日午前10時半ごろ、横瀬町芦ケ久保の道の駅「果樹公園あしがくぼ」

 多発する二輪車の交通死亡事故を防ごうと、秩父署は23日、横瀬町芦ケ久保の道の駅「果樹公園あしがくぼ」で二輪車を重点対象とした事故防止キャンペーンを実施。同署員と県警交通機動隊員計9人が交通指導や啓発品の配布で、ツーリングを楽しむドライバーらに安全意識の高揚を求めた。

 キャンペーンは、女性白バイ隊員2人が、二輪乗車姿勢のレクチャーやバイク用エアバッグの作動実演を行い、二輪ドライバーに胸部プロテクターとヘルメットあごひも着用の徹底を求めた。また、ドライビングシミュレータなどが体験できる、県トラック協会の交通安全体験車「サイト君」を会場に展示し、一般参加型の交通安全指導も行った。

 所沢市から二輪車でツーリングに来た渡辺真実さん(29)は、バイク用エアバッグの作動を体験。「体をギュッと締め付けられる感じに驚いた。事故防止の大切さを改めて学んだ」と話していた。

 昨年、秩父署管内では二輪車による交通死亡事故が2件発生している。同署の潮田雅昭交通課長は「プロテクターやヘルメットを正しく着用していれば、危機を防げることもある。自分の命をしっかり守ってほしい」と呼び掛けている。

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