女性白バイ隊員が乗車姿勢のレクチャー 埼玉県警、横瀬でツーリング楽しむドライバーらに事故防止を啓発
2021/05/25/00:00
多発する二輪車の交通死亡事故を防ごうと、秩父署は23日、横瀬町芦ケ久保の道の駅「果樹公園あしがくぼ」で二輪車を重点対象とした事故防止キャンペーンを実施。同署員と県警交通機動隊員計9人が交通指導や啓発品の配布で、ツーリングを楽しむドライバーらに安全意識の高揚を求めた。
キャンペーンは、女性白バイ隊員2人が、二輪乗車姿勢のレクチャーやバイク用エアバッグの作動実演を行い、二輪ドライバーに胸部プロテクターとヘルメットあごひも着用の徹底を求めた。また、ドライビングシミュレータなどが体験できる、県トラック協会の交通安全体験車「サイト君」を会場に展示し、一般参加型の交通安全指導も行った。
所沢市から二輪車でツーリングに来た渡辺真実さん(29)は、バイク用エアバッグの作動を体験。「体をギュッと締め付けられる感じに驚いた。事故防止の大切さを改めて学んだ」と話していた。
昨年、秩父署管内では二輪車による交通死亡事故が2件発生している。同署の潮田雅昭交通課長は「プロテクターやヘルメットを正しく着用していれば、危機を防げることもある。自分の命をしっかり守ってほしい」と呼び掛けている。