すばらしい!イオン、ご当地カードの買い物で埼玉・川口市へ寄付 子どもたちのため活用、市長「大感激です」
2021/05/26/00:00
川口市は25日、イオン(吉田昭夫社長、本社・千葉市)と包括連携協定を結んだ。「地域の活性化、市民サービスの向上を図る」を目的に掲げ、子育て支援、青少年育成や観光・産業振興、災害・防災対策、健康増進など幅広い分野で連携していく。
この協定により、同社は全国どこで使っても0・1%分の金額が、買い物客へのポイントとは別に川口市へ寄付金が行く電子マネー「ご当地WAONカード」の発行を始めた。
市役所で行われた締結式にはイオンリテールの鯉渕豊太郎北関東カンパニー支社長らが出席。奥ノ木信夫市長は「幅広い分野で連携していく協定内容で今後に期待している」と歓迎のあいさつ。
鯉渕支社長は「川口市内には二つのショッピングモールを含めてイオングループで44店舗がある。川口とは切っても切れない縁があり、地域振興に役立ちたい」と抱負を語った。
ご当地WAONカードの名称は「川口きゅぽらんWAON」。カードの表に印字された「かわぐちに決めた!」に奥ノ木市長は「すばらしい、まったく大感激です」。
このカードは県内のスーパーイオンで販売。5万円までチャージできる。発行手数料は1枚300円。これを使ってイオングループの店で買い物をすると、ポイントが付くのとは別に、その0・1%の額をイオンから川口市に寄付する仕組み。川口の未来を担う子どもたちのために活用することをうたっている。
鯉渕支社長は「全国どこでも、グループ店できゅぽらんカードで買い物をしていただくと、お客さまの負担はないまま川口市へ寄付が行きます。広く使っていただきたい」と語った。
同社によると県内で同様の包括提携をしているのは県、さいたま市、越谷市、上尾市。川口で5番目。それぞれ愛称を付けた「ご当地WAON」を発行している。