埼玉新聞

 

<新型コロナ>急なキャンセルでもワクチン有効に 接種可能な希望者の登録、埼玉・越谷市が6月から開始

  • 越谷市、キャンセル待ち登録開始

 越谷市は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種で急なキャンセルが生じた場合、すぐに接種可能な希望者を確保しようと、キャンセル待ちによる接種希望者の登録を6月3日から開始する。体調不良などによる突然のキャンセルが生じてもワクチンを有効に活用していくため、接種希望者の登録を呼び掛けている。

 市コロナウイルスワクチン接種対策室によると、集団接種会場でのキャンセルが発生した場合、抽選で選ばれた登録者に電話で連絡し、当選者は指定の会場で接種を受けることができる。当選者が電話に出られなかった場合や、来場が難しい場合などは、感染症対策に従事する保健所職員や消防職員、保育所など未就学児施設の職員らに割り当てるという。

 同市では17日から75歳以上の接種が始まり、26日までに約4800人に1回目の接種を実施した。6月3日からは65歳以上の予約受付も始まる。キャンセル待ち登録は接種券が手元に届いている市民が対象。希望者は市役所や地区センターに設置する投かん箱、郵送またはファックスで申し込む。

 同対策室は「今後は接種会場も増えていくので、登録者の抽選をうまく活用していきたい」としている。

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