<新型コロナ>低所得の子育て世帯へ3万円 政府の特別給付金に上乗せ、埼玉・ふじみ野市が独自に実施へ
2021/05/30/00:00
ふじみ野市は、新型コロナウイルス感染症対策の緊急支援のため、低所得の子育て世帯に児童1人当たり3万円の特別給付金の支給、コロナ禍で売り上げが減少している小規模事業者に一律10万円の事業継続臨時支援金給付、ワクチン接種に協力する医療機関への報奨金支給など独自事業を実施する。
6月1日に開会の6月定例議会に各予算を計上した2021年度一般会計補正予算案を提案し、議決後に着手する。
市の低所得の子育て世帯への特別給付金と小規模事業者の事業継続臨時支援金は、いずれも昨年6月の実施に次いで2回目。
市によると、低所得の子育て世帯の特別給付金は、政府が実施している特別給付金5万円の支給世帯が対象。児童扶養手当を受給しているひとり親世帯(753世帯)と住民税が非課税となっている二人親世帯(1110世帯)の18歳未満の児童一人に対して3万円を上乗せして支給する。対象児童は約2800人で事業費8400万円。
事業継続臨時支援金は、20年9月以前から市内で事業を実施している従業員20人以下(卸売りとサービス業は5人以下)、または個人事業主を対象に20年2月~21年5月までの間、いずれかの月の売り上げが前年同月比で20%以上減少している業者で、約2500事業者(予算2億5千万円)を見込んでいる。
申請書は市役所、総合支所、出張所などで配布し、8月2日~12月28日まで受け付ける。
また、ワクチン接種体制を推進するため、市内の接種協力医療機関計39施設に対して、ワクチンの維持や管理などの費用を補助する。ファイザー製ワクチンをマイナス75度で保管する冷凍庫を所持している基本型接種施設7カ所に各100万円、基本型施設からワクチンを取り寄せるサテライト型施設32カ所に各50万円をそれぞれ支給する。