178人が食中毒、埼玉県警察学校のレストランで…営業停止 寮生ら下痢、腹痛を訴える
2021/06/04/00:00
さいたま市は3日、県警察学校(北区植竹町)の食堂「レストラン ベル」で食事をした同校の寮生178人が下痢や腹痛の症状を訴えたと発表した。市は同食堂で提供された食事を原因とする食中毒と断定し、食品衛生法に基づいて、同日から3日間の営業停止処分にした。
市食品・医薬品安全課によると、5月31日、県警察学校から市保健所に「寮の食堂を利用した複数の生徒が下痢や腹痛の症状を呈している」と通報があった。調査の結果、寮生437人のうち10~30代の178人(男性125人、女性53人)が5月27~31日に発症していたことが判明。13人は病院を受診し、全員が快方に向かっているという。
病因物質と原因食品はいずれも判明していないが、発症者全員の共通の食事が同食堂で提供された食事に限られることや、診察した医師から食中毒の届け出が提出されたことなどから、市は食中毒と断定したとしている。