埼玉新聞

 

東京五輪、埼玉県内の聖火リレーまであと1カ月 感染状況に応じた実施形態を検討、29日に最終判断

  • 2019年10月6日、JR川口駅東口のキュポ・ラ広場

 サッカーなど4競技が行われる東京五輪の県内聖火リレーまであと1カ月。県内の聖火は7月6日に川口市の青木町公園聖火台前を出発し、県内40市町を回った後、同8日にさいたま新都心公園(さいたま市大宮区)でゴールし、東京都に引き継がれる。

 1日目は青木町公園にある旧国立競技場に設置されていた聖火台の前を出発し、日高市における騎射文化をモチーフにした乗馬による走行が見どころとされている。2日目は国指定名勝の草加松原の遊歩道などを経て、秩父市から皆野町は電気機関車に聖火を乗せて運ぶ。さらに、長瀞町では観光で人気の「長瀞ライン下り」の和船に聖火を乗せて川を下り、熊谷スポーツ文化公園でゴールする。最終日は本庄市で世界最古の自転車と言われる「陸船車(りくせんしゃ)」などで発明の歴史をアピールし、さいたま市では氷川参道を抜けさいたま新都心公園で3日間のリレーを締めくくる。

 3日ともゴール地点では地元市や協賛企業による催しが行われ聖火の到着を祝うセレブレーションが予定されている。感染対策のため当初より規模を縮小し、500人前後の観客を入れる。

 県は感染状況に応じた聖火リレーの実施形態を今後も検討し、22日に方針を決定、29日に最終判断を下すとしている。

ツイート シェア シェア