会社員逮捕、知り合いの大学生に虚偽申請させて給付金100万円詐取した疑い 被害600万円に/埼玉県警
2021/06/09/00:00
虚偽の申請で持続化給付金をだまし取ったとして行田市の建設会社「寿建設」元社長の女らが逮捕された事件で、県警捜査4課と深谷署、熊谷署の合同捜査班は8日、詐欺の疑いで、新たに同社従業員の男(31)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、昨年8月28日、鴻巣市の男性大学生(24)が同社から事業所得を受けている足場建設業者と偽り、虚偽の内容で持続化給付金100万円を申請し、だまし取った疑い。
同課によると、男は勧誘役で、男性とは知り合いだった。押収した資料の精査などから犯行が分かった。
県警は男性のほか、取りまとめ役だった同社元社長の女(34)=詐欺罪で公判中=ら3人についても、詐欺容疑で書類送検した。これまでに摘発されたのは、取りまとめ役1人、虚偽書類作成役1人、勧誘役4人、申請役5人、勧誘と申請役1人の計12人に上り、被害額は計600万円となった。