秩父・矢尾本店、初の夏限定酒「甕(かめ)口酒」の販売開始 3千本限定、毎年完売 香味バランス絶妙
2021/06/11/00:00
秩父市別所の矢尾本店は11日から、夏限定酒「甕(かめ)口酒」の販売を開始する。毎年1月に発売している甕口酒を中汲み生詰し、約半年間冷貯蔵熟成させたうま味、コクがあふれる逸品。同酒の夏限定は初めて。3千本限定で完売次第終了となる。
甕口酒は、醪(もろみ)の搾り口から垂れてきた何も手を加えないお酒で、最も新鮮な味わいや香りを楽しめる。矢尾本店では1997年1月から同酒を販売。毎年3月ごろには完売している。
「飲食店などの営業自粛が続き、厳しい状況が続いている地元の酒屋を元気にさせたい」と、夏限定酒の販売を決めた。同社取締役の豊田哲也さん(61)は「冬に販売するものとは違い、フレッシュさは落ち着いているが、コクが増し、香味のバランスが絶妙。ロックでもおいしく味わえる」と勧めている。
夏限定の甕口酒は720ミリリットルで税別1350円。秩父地域の酒屋や道の駅などで販売している。
問い合わせは同社(電話0494・22・8787)へ。