さいたま市西区の指扇氷川神社でアジサイが見頃を迎えた。白やピンク、薄紫色などの花々が静寂な境内を艶やかに彩っている。
年間を通じて手入れをする市民団体「氷川の森 花の友」代表の石川二郎さん(81)によると、今年は5月上旬に降ったヒョウの影響で、例年になく開花状況が悪いという。境内には約5千平方メートルの「鎮守アジサイ園」があり、世界中から集めた約350品種2500株が咲く。区の花をアジサイとする西区の代表的な名所となっている。
アジサイは5月から11月まで品種ごとに順番に咲くので、石川さんは「多種多彩な開花リレーを楽しんで」と話している。