<新型コロナ>川口と越谷の施設でクラスター 埼玉で1人死亡、83人感染 10代の感染者家族も陽性
2021/06/13/00:00
埼玉県などは12日、新型コロナウイルスの感染者を新たに83人確認、1人が死亡したと発表した。土曜日の感染者が100人未満となるのは昨年11月7日以来、約7カ月ぶり。新規感染者の内訳は、県発表49人、さいたま市14人、川口市7人、川越市7人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は4万4975人(チャーター便帰国者含む)、死者は815人(12日午後7時現在)となった。
11日午後9時時時点の重症者は37人、感染者の入院は448人、ホテル療養257人、自宅療養255人、退院・療養終了は4万2910人。
県によると、県管轄で12日に詳細が判明したのは10歳未満から70代の男女48人。クラスターや会食関係はなかった。
さいたま市によると、入院していた70代男性が死亡した。新たに感染が判明したのは10~70代の男女14人。うち10代の男子児童と生徒2人は感染者の家族。
川口市によると、感染が判明したのは20~90代の男女7人。介護老人保健施設「老健ねぎしケアセンター」(安行領根岸)で、新たに2人の陽性者が確認され、クラスター(感染者集団)が発生したとして、市保健所は施設名を公表した。同施設では、これまでに6人(入所者5人、職員1人)の陽性が確認されているという。
越谷市によると、感染が判明したのは10~50代の男女6人。障害者支援施設で、新たに2人の陽性者が確認され、市保健所はクラスターが発生したと発表した。入居者と職員の全87人(入居者50人、職員37人)にPCR検査を行い、うち10人(入居者7人、職員3人)の陽性と77人の陰性が確認された。
川越市によると、10~70代の男女7人が感染。うち6人は家族、同居者、職場に陽性者がいた。70代の女性は感染経路不明。