新座市は14日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策で、営業自粛などにより経済的な影響を受けている業者や市民らを支援するため、市内の登録業者で使用可能な2千円分の「地域応援ぷらすクーポン券」を全世帯（約7万7千世帯）に配布する、と発表した。市がコロナを巡る支援事業で市民にクーポン券を配布するのは昨年7月に次いで2回目。事業費約1億1200万円を本年度一般会計補正予算に計上し、3月議会で議決している。

　市によると、クーポン券は1世帯500円券4枚。15日から各世帯に順次郵送し、使用期間は8月31日まで。使用対象事業者は大型店やチェーン店、フランチャイズ店を除く、事前登録した市内の業者約340店舗で、同市商工会のホームページに掲載されている。

　市は「コロナ禍により、市内の業者の業績が悪化しており、消費の喚起を図ることにより、地域全体で地元の小規模事業者を応援したい。配布するクーポン券の6割の使用で約9300万円の経済効果が見込まれる」としている。

　問い合わせは、同市経済振興課（電話048・477・6346）へ。