埼玉新聞

 

セブン店員、客の顔色を見て…直感で通報、詐欺阻止 直前に客が電話、レジ前で保留にしたのを見ていた店員

  • 新井智美署長(左)から感謝状を受け取った大嶋克哉さん(右)と中里知子さん(中央)=9日午前9時45分ごろ、加須署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、加須署は、セブンイレブン騎西日出安店の店長大嶋克哉さん(30)と、店員中里知子さん(50)に感謝状を贈った。

 同署によると、5月4日午後2時40分ごろ、加須市の60代女性が10万円の電子マネーを購入しに同店に訪れた。女性は、電話をしながら発券機で発券した後、電話を保留状態にしてレジに来た。中里さんが対応したところ、女性が不安そうな様子であったことから、大嶋さんに報告。大嶋さんが女性に使用目的を尋ねたところ「ショートメールに来たところに電話したらサイトの未払いがあると言われた」と話したことから、詐欺を疑い同署に通報した。

 中島さんは「こちらで防げるものは防いでいきたい」。大嶋さんは「今回被害を防いで、地域社会に貢献できたことは良かった」と話した。

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