埼玉県などは20日、新たに72人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者数は10日連続で100人を下回ったが、37日ぶりに前週の同じ曜日の感染者数を上回った。新規感染者の内訳は県発表が19人、さいたま市29人、川口市11人、川越市5人、越谷市8人。

　これまでに確認された感染者は4万5531人（チャーター便帰国者含む）、死者は826人（20日午後6時現在）。

　19日午後9時時点の重症者は25人、感染者の入院は321人、ホテル療養227人、自宅療養143人。退院・療養終了は4万3747人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児～70代の男女13人。県内の乳幼児福祉施設では、新たに未就学児2人の感染を確認し、同施設での感染者数は計3人となった。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～60代の男女29人。市内のダンススクールで講師と生徒計13人のクラスター（感染者集団）が発生した。20代の講師女性の陽性が15日に判明。13日に市内ダンススタジオで発表会が開かれていたため、女性と一緒にステージに上がった児童生徒ら37人を検査したところ、40代の経営者女性と6～15歳の小中高生11人の感染が新たに分かった。同居家族などの調査を進めている。

　川口市によると、感染が判明したのは10～40代までの男女11人。うち7人の感染経路は不明。

　川越市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女5人。20代の会社員男性は職場に陽性者がおり、現在宿泊施設で療養中。

　越谷市によると、感染が判明したのは20～80代の男女8人。