埼玉県などは23日、新型コロナウイルスに感染していた70代男性1人が死亡、新たに108人の感染を確認したと発表した。感染者が100人を超えたのは10日以来、13日ぶり。感染者の内訳は県発表が60人、さいたま市22人、川口市13人、川越市5人、越谷市8人。

　これまでに確認された感染者は4万5785人（チャーター便帰国者含む）、死者は828人（23日午後6時現在）。

　23日午後9時時点の重症者は21人、感染者の入院は284人、ホテル療養242人、自宅療養126人。退院・療養終了は4万4062人。

　県によると、変異株感染者は14～20日の1週間で15人。うちデルタ株の感染は20～50代の男女4人で海外渡航歴はなかった。残りの11人もデルタ株に感染しているとみられ、ゲノム解析を進める。14～20日の変異株PCR検査陽性率は3・6％だった。

　県管轄で23日に感染の詳細が判明したのは10歳未満～70代の男女52人。会食で30代男性1人が感染したとみられる。県教育局によると、県立飯能高校で新たに生徒2人の感染が確認され、計4人となった。24日まで学年閉鎖する。埼玉労働局では職員1人が感染。濃厚接触者はいなかった。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10～70代の男女22人。クラスター（感染者集団）となった市内ダンススタジオで新たに生徒1人の感染が分かり、陽性者は計14人となった。

　川口市によると感染が判明したのは10歳未満～60代の男女13人。重症者はいない。川越市によると、70代男性が20日に死亡した。感染が判明したのは20～30代の男女5人。越谷市によると感染が判明したのは10～70代の男女8人。