埼玉新聞

 

きょう新1万円札発行 渋沢栄一といえば埼玉 県HPも新紙幣を盛り上げ 地元深谷でもビアフェスでお祝い、14日には祝賀パレードを実施

  • 新1万円札の発行を控える渋沢栄一記念館・八基公民館=2日午後、深谷市下手計

    新1万円札の発行を控える渋沢栄一記念館・八基公民館=2日午後、深谷市下手計

  • 新1万円札の発行を控える渋沢栄一記念館・八基公民館=2日午後、深谷市下手計

 深谷市出身の実業家渋沢栄一の新1万円札が3日に発行されることを記念し、県は3日午前0時から県ホームページ(https://www.pref.saitama.lg.jp/)を渋沢のイメージで染め上げ、「渋沢といえば埼玉」をアピールする。

 県のトップページを同一のイメージで埋め尽くすのは、映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」とのコラボイベントに続いて2度目。機運醸成を目的に作成したロゴマークや「れんがのまち」をイメージしたデザインで新紙幣発行を盛り上げる。トップページのバナー以外は通常通りで、県の事業やイベント情報は閲覧可能。8日午前9時ごろまで実施する。

 3日午後1時半からは、埼玉りそな銀行さいたま営業部(さいたま市浦和区)で「トークイベント~渋沢栄一翁が目指した未来を語る~」を開催。渋沢の理念を今なお継承し、発展を続ける企業と大野元裕知事が語り合う。シブサワ・アンド・カンパニー代表取締役の渋沢健氏らが登壇する予定となっている。

■ゆかりの企業や団体が集合

 深谷市は3日、同市出身の実業家渋沢栄一が設立に関わった大手ビール会社3社(アサヒビール・キリンビール・サッポロビール)と連携し、「ビアフェス―万歳とSAKE Beer Tonight(さけびたい)―」を市役所市民広場・駐車場で開催する。

 大手ビール会社のビールや市内3蔵元(藤橋藤三郎商店、滝澤酒造、丸山酒造)の地酒で乾杯し、市内の飲食店やキッチンカー20店舗以上が集合。ステージでは、栄一も愛した市指定無形民俗文化財の血洗島獅子舞などが披露される。新1万円札発行祝賀セレモニーや新1万円札展示ケース披露式典なども予定されている。時間は午後5時半~同9時。

 14日午前11時~正午には、新1万円札発行祝賀パレードを市役所通り(ビッグロフト前交差点付近から市役所前交差点)で実施。同日午前10時~午後3時半には、市役所駐車場でイベント「深谷博覧会」も開催され、飲食店の出店や栄一ゆかりの企業・団体による展示販売、ステージパフォーマンスなどが行われる。

 同日午後5時半から同7時10分には、同市本住町の市民文化会館大ホールで「~新一万円札発行記念・渋沢栄一凱旋(がいせん)帰郷~青天を衝(つ)くスペシャルトークin深谷」も実施。NHK大河ドラマ「青天を衝け」の栄一役の吉沢亮さん、栄一の姉渋沢なか役の村川絵梨さん、脚本の大森美香さんが栄一の人間性や故郷・深谷血洗島への思いなどを語る。

 問い合わせは、市渋沢栄一政策推進課(電話048・577・5061)へ。

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