暴力団組長の建設作業員に命令、みかじめ料を店に要求しないように…埼玉県公安委 組長「もうしない」
2021/06/25/00:00
複数の商店にみかじめ料を要求したとして、県公安委員会は24日までに、指定暴力団六代目山口組傘下組織の建設作業員の組長(56)=加須市花崎3丁目=と、別の傘下組織の職業不詳の組員(61)=行田市和田=に再発防止命令を出した。
県警捜査4課によると、組長は昨年12月28、29日、久喜市内の飲食店2店に正月飾りの購入を要求し、久喜署長から中止命令を受けた。組員は同年同月23、26日、行田市内の飲食店など3店に同様の行為をして、行田署長から中止命令を受けた。各店は9千~1万円を支払ったという。
店側が県警に相談して発覚。県公安委員会は今後も繰り返し行う怖れがあるとして、再発防止命令を出した。
組長らは「分かった。もうしない」などと話しているという。