日本郵便関東支社は25日までに、越谷市流通団地の新越谷郵便局に勤務する期間雇用社員の20代男性配達員が、郵便物や荷物を配達せず隠匿していたと発表した。

　同支社によると、男性配達員は3月中旬と5月頃、郵便物55通と荷物1個を配達せず、私物のバイクに隠匿。さらに、今月7日にも郵便物約300通を配達せずに越谷市内の宅配ボックスに不適切に保管した。8日に利用客から「宅配ボックスに郵便物が入っている」と市内の郵便局に連絡があり発覚した。

　男性配達員は、隠匿した郵便物や荷物について「DMのようなものは配達しなくても申告がないだろうと思った」とし、宅配ボックスに保管した郵便物については「配達しきれず次の出勤日に配達しようと思った」などと話しているという。

　同支社は男性配達員を刑事告訴する方針。未配達分の郵便物については謝罪の上再配達するなどの対応を取る。