埼玉新聞

 

「おいしい」子どもら笑顔 小粒でも甘みと香り凝縮、埼玉・秩父でブルーベリー摘み頃 8月中旬ごろまで

  • ブルーベリーを摘む観光客=20日午前、秩父市下吉田のビッグファーム彦久保

 秩父市下吉田布里地区のブルーベリー園が19日から、開園した。「みどりの森ブルーベリー組合」に加盟する八つの農園では現在、12品種ほどのジューシーなブルーベリーが紫に色づき、摘み頃になった。今後は、甘みと香りが凝縮された品種が収穫期を迎え、8月中旬ごろまでブルーベリー狩りが楽しめる。

 同組合員8人が敷地面積約4ヘクタールで約40種、約4千本のブルーベリーを栽培している。20日は、「ビッグファーム彦久保」の農園に家族連れの子どもたちが集まった。同市の根津ひま莉さん(3)は、木に実った色鮮やかな果実を味わい、「おいしい」と笑顔を見せた。

 各園とも、マスクや手袋の着用を利用者にお願いし、3密に配慮しながらの運営を心掛けている。同組合の彦久保利平組合長(74)は「今年のブルーベリーは、日照りも多く、良い出来になりそう。例年より実は小さめだが、甘みはじゅうぶん」と話していた。

 料金は7月末までの摘み取り30分コースがパック付きで大人1200円、小人600円。8月1日からはパック付きで大人千円、小人500円。小学生未満はパックなしで無料となる。摘み取り持ち帰り1キロは7月末までが2千円、8月1日からは1500円。

 問い合わせは、釜の上農園村(電話0494・77・1123)へ。

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