埼玉新聞

 

父死亡…川に浮いているのを息子が発見 父が帰宅せず、見に行くと水面にうつぶせ 水深70センチ、額に傷

  • 高麗川に浮いた男性死亡=毛呂山町

 26日午後4時15分ごろ、毛呂山町下川原の高麗川左岸で、同町の無職男性(86)が水面にうつぶせに浮いているのを男性の長男が発見し、連絡を受けた近所の女性(28)が119番した。男性は約2時間後、搬送された病院で死亡が確認された。額に切り傷が1カ所あるほかは目立った外傷はなく、着衣に乱れはなかった。現場の状況などから、西入間署は事故や病死の可能性が高いとみて、近く遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べる。

 同署によると、同日午後3時ごろ、長男が帰宅した際、男性は不在で、1時間経過後も戻ってこなかった。このため、高麗川河川敷の家庭菜園の畑を見に行ったところ、同川と河川敷境に男性方の吸い上げポンプが置かれ、約1・5メートル下の水面(水深約70センチ)に男性が浮いているのを発見した。同日午後、現場近くで吸い上げポンプを台車に乗せて運んでいる男性を近所の人が目撃しており、同署は男性が、家庭菜園で使用するポンプを設置する際に何らかの事情で川に転落したとみている。

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