配管、蛇口盗難相次ぐ さいたま市内の8公園のトイレ 被害想定は約32万円、見回り強化へ
2024/07/06/10:13
さいたま市は4日、市営公園のトイレで6月24日以降、配管や蛇口が盗まれる被害が連続で発生していると発表した。被害は岩槻、見沼、緑の3区8公園に上る。市は「不審な人物や行為を見かけた場合は近づかず警察へ通報してほしい」と呼びかけている。
市北部公園整備課によると、同25日に岩槻文化公園の多目的と男子トイレの2カ所、岩槻城址公園の男子トイレでフラッシュバルブ(レバー)が盗まれたことが発覚。いずれも同24日午後2時ごろには異常はなかったという。同29日と今月1日には見沼、緑区の公園の男子トイレから同様の物が取られ、1~2日にかけては観音寺下公園など見沼区の四つの公園で多目的トイレなどの水道の蛇口がなくなっていることが分かった。
いずれも何者かが工具を使用し、取り外して持っていったとみられる。被害想定額は計約32万円に上る見込み。それぞれ被害判明日に管内の警察署に被害届を提出した。市は被害場所以外にも市内の警察署にパトロールを依頼し、見回りを強化するほか、市内の公園のトイレに注意や通報などを呼びかけるはり紙を順次、貼っていくとしている。