埼玉新聞

 

新1万円札 5番は東京の渋沢史料館に 栄一のひ孫「印象深い出来事です」と笑顔 1番は貨幣博物館、6番は栄一の出身地の深谷に

  • 「AA000005AA」の新1万円札と対面した、渋沢栄一のひ孫で、渋沢栄一記念財団の渋沢雅英相談役=4日午前、東京都北区の渋沢史料館

    「AA000005AA」の新1万円札と対面した、渋沢栄一のひ孫で、渋沢栄一記念財団の渋沢雅英相談役=4日午前、東京都北区の渋沢史料館

  • 「AA000005AA」の新1万円札と対面した、渋沢栄一のひ孫で、渋沢栄一記念財団の渋沢雅英相談役=4日午前、東京都北区の渋沢史料館

 渋沢栄一記念財団は4日、東京都北区の渋沢史料館で、渋沢が肖像に描かれた新1万円札の展示を開始した。記者会見を開き、日本銀行から同財団に贈られた新1万円札の番号が、「AA000005AA」だったと発表した。

 樺山紘一理事長は「渋沢栄一が新紙幣の顔となり、ついにここまで来たかという思い」と感慨深げ。「新1万円札を一人でも多くの方々にご覧いただき、日本経済や歴史の在り方を考える場所に渋沢史料館がなれば」と話した。

 会見には、渋沢栄一のひ孫で、同財団の渋沢雅英相談役も出席。新1万円札と対面した感想について、「信じ難いことだったけど、国民の皆さまに栄一の新1万円札を受け入れていただいて、家族の一員としてうれしい。印象深い出来事です」と笑顔だった。

 渋沢史料館では、新1万円札発行記念企画展「渋沢栄一肖像展Ⅱ[造形作品]」を11月24日まで開催中。詳しくは同館ホームページまで。

 新1万円札の、他の贈呈先は次の通り。

 貨幣博物館(1番)、東京商工会議所(2番)、JR東日本(3番)、国立印刷局(4番)、深谷市(6番)、佐賀県唐津市(7番)、金融資料館(10番)

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