埼玉新聞

 

市長らの印影をカラーコピー、公文書を偽造 埼玉・白岡市、職員を懲戒処分 職員、工事の発注などに使用

  • 白岡市役所=白岡市千駄野

 白岡市は30日、市水道課の男性主任(41)が市幹部の印影をカラーコピーして公文書を偽造したとして、停職6カ月の懲戒処分にした。

 市総務課によると、主任は昨年7月から今年3月まで、市長や副市長ら幹部5人の印影をカラーコピーして起案文書15件を偽造。工事の発注などに使用していたという。

 別の職員が切り取られた印影を見つけて発覚した。主任は「ミスやトラブルが重なり、立て込んでいた。怒られてしまうと判断した」と話しているという。金銭的な被害や工事への影響はなかった。

 市は主任のほかに、課長級職員を戒告、上司2人を訓告処分とした。

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