暴力団幹部を逮捕、深夜みかじめ料を受け取っていた 大宮で飲食店を無許可営業する20代ら、路上で渡していた10万円 会社役員も逮捕 以前コカインも所持していた幹部は29歳
2024/07/09/19:10
JR大宮駅周辺の暴力団排除特別強化地域で営業する飲食店からみかじめ料を受け取ったとして、埼玉県警大宮駅周辺地区暴力団壊滅集中取締本部(組対1課、大宮署など)は8日、県暴力団排除条例違反の疑いで、さいたま市大宮区大成町2丁目、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職の男(29)を再逮捕し、同区下町3丁目、会社役員の男(42)を逮捕した。
逮捕、再逮捕容疑は共謀の上、昨年8月2日午前0時45分ごろ、さいたま市大宮区仲町2丁目の路上で、同地内などに所在する飲食店2店舗の営業に関するみかじめ料として、現金計10万円を受け取った疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
県警は昨年8月、同地域内で接待を伴う飲食店を無許可で営業したとして、20代の男2人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。その後の捜査で、2人が組幹部の男にみかじめ料を渡していたことを特定。組幹部の男は、別事件に関する自宅の捜索時にコカインを所持していたとして、6月18日に麻薬取締法違反で逮捕されていた。
みかじめ料を渡した2人は、組幹部の男が暴力団関係者と認識した上で現金を渡していたとみられ、県警は任意で事情を聴いている。