東京五輪・パラ事前合宿のコロンビア選手団に「食事楽しんで」 オール加須でおもてなし 香り豚1頭分も
2021/07/05/00:00
加須市で東京五輪・パラリンピックの事前合宿に臨むコロンビア選手団に食べてもらおうと、松村牧場のかぞブランド「香り豚」1頭分や、地元生産者による各種野菜が2日、市に提供された。地元関係者によって調理され、「オール加須」で選手たちをもてなす。
提供品は、香り豚のほか、トキタ種苗の長ネギ、カボチャ、トマトベリー、ケール、ラディッキォ、ヤング農マンKAZOのお米とキュウリ、テオファームのズッキーニ。香り豚は写真パネルの持参だが、野菜類は現物が寄せられた。
松村牧場の専務、松村淳さん(46)は「コロナ禍でなければ選手たちと一緒に食べて交流したかったが、仕方がない。香り豚は、加須のいい環境で健康に育てている。たくさん食べていただこうと、1頭分にした」と話した。
トキタ種苗の育種開発グループブリーダーチーフ、中島紀昌さん(42)は「トキタ種苗はコロンビアとも商売をしている。野菜は、コロンビアの人が好きなものと、好きになってほしいものを選んだ」と説明した。
選手団は6日から重量挙げ、ボクシング、陸上のメンバーが次々と来市する予定。コロナ禍のため、宿泊先のホテルと練習会場を往復する日々を送ることになり、食事が大きな楽しみになる。
今回提供された食材は、中村フードサービス(中村直樹代表)がメニューをプロデュースし、いずみ寿司(加庭雄介社長)が調理をすることになっている。