熊谷市内の女性宅に押し入り、現金やキャッシュカードを奪ったとして、県警捜査1課と熊谷署の合同捜査班は10日、住居侵入と強盗の疑いで、いずれも住居不定、塗装工の男（29）と、無職の男（29）を再逮捕した。

　再逮捕容疑は共謀の上、6月18日午後3時ごろから同3時20分ごろまでの間、熊谷市新堀地内の団地に住む無職女性（77）方に塗装業者を装い訪問し、ドアを開錠した女性の口を押さえるなどの暴行を加えて「金を出せ」などと脅迫し、現金2万5千円やキャッシュカード2枚を奪った疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

　同課によると、2人は高校の同級生とみられ、女性名義のキャッシュカードを使用して現金を引き出したとして、6月19日に窃盗容疑で逮捕されていた。その後の取り調べや防犯カメラなどの精査で強盗事件への関与を特定した。

　捜査関係者によると、2人は金銭目的で犯行に及んだとみられる。県外でも同様手口の事件が発生していることから、関与の可能性などについて慎重に捜査している。