埼玉新聞

 

【動画】合同企業説明会に就職希望の高校生ら1500人参加 「情報収集続けたい」「いろいろな職業に興味を持って」 190社が出展、熱心に耳傾ける

  • 企業の説明を熱心に聞く高校生たち=10日午前、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ

    企業の説明を熱心に聞く高校生たち=10日午前、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ

  • 企業の説明を熱心に聞く高校生たち=10日午前、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ

 来年3月卒業予定の県内高校生を対象にした合同企業説明会が10日、さいたま市大宮区で開かれた。就職希望の高校生ら約1500人が参加し、出展した約190社の企業説明を熱心に聞いた。

 説明会は埼玉労働局や県、埼玉新聞社などの主催で同局若年者地域連携事業の一環。9月5日から解禁となる就職活動を前に、高校生にやりたい仕事や業種を見つけてほしいと毎年この時期に実施している。説明会と併せて「合同企業説明会フル活用セミナー」と題して、リクルートワークス研究所の古屋星斗さんの講演も行われた。

 説明会に参加した県立幸手桜高校3年の佐藤蒼輝(そら)さんは「医療関係を中心に回り、詳しい説明が聞けたのが良かった。今後も就職のための情報収集を続けたい」と話していた。

 公共工事・民間工事を受け持つ総合建設会社の金子組(飯能市)は、若者の雇用管理状況が優良な企業への認定制度「ユースエール」の認定企業で、認定を取得してから毎年、合同企業説明会に参加している。同社の金子富佐子さんは「参加している企業一社一社それぞれに個性や社会への役割がある。ぜひいろいろな職業に興味を持ってほしい」と呼びかけた。

 同局によると、今年3月卒の埼玉の高校生の求人倍率は5月末時点で4・09倍。前年同期比で0・8ポイント上昇した。

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