埼玉新聞

 

ヤオコー川越藤間店がオープン 好評の総菜、鮮魚など充実 国道254号沿い、サミットストア跡地に出店

  • 川越市藤間に新店舗を開業したヤオコー

  • ヤオコー川越藤間店では、シニア層や単身層の支持獲得へ、他店で好評の魚総菜ブランド「漁火」の販売を強化する=6日午前、川越市藤間

 食品スーパーのヤオコー(川越市)は6日、川越藤間店(同)を開業した。同市南東部とふじみ野市地域でのドミナント戦略強化の一環。店舗周辺のシニア層の集客へ購入頻度が高い鮮魚や果物の取りそろえを強化。この層や40~50代の現役世帯、単身世帯の囲い込みへ魚関連の総菜の充実を進めるほか、少量売りも強化し、初年度売り上げ17億円を狙う。

 新店は国道254号沿いの同市藤間で、競合他社のサミットストアの跡地に出店した。商圏が近い自社店舗3店と、商圏シェアの底上げを目指す。

 売り場面積は2400平方メートル。取り扱い商品アイテム数は約1万6千点。店舗入口には彩り豊かな果物類の売り場を配置し、集客に生かす。自社の他店より構成比を高めた鮮魚では、新鮮な近海魚を充実させたほか、各種マグロやカナダ産サーモンなどを強化するなど、競合他社との差別化を推進。シニア層の支持獲得につなげる。

 総菜売り場では魚総菜ブランド「漁火」で各種煮物、焼き物、揚げ物を14種程度、用意する。すし類では青魚シリーズも展開し、シニア層や現役世帯の中食需要の取り込みを狙う。

 このほかシニア層向けでは、ホテル系のバター、代替肉商品の大豆ミートの取りそろえに注力。ターゲット層全般での利用を見込み、他店でも好評の総菜や青果の少量売りも推進。高品質の商品を取りそろえつつ、使いやすい店舗運営に努め、集客につなげる。

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