埼玉新聞

 

移動式オービスで速度取り締まり、学校前を通過する車チェック 埼玉県警、登下校時の注意呼び掛け

  • 移動式オービスを設置し、児童の下校を見守る警察官=5日午後3時ごろ、秩父市大野原

 6月に千葉県八街市で児童5人がトラックにはねられ死傷した事故を受けて、秩父署は5日、秩父市大野原の市立原谷小学校の通学路で見守り活動を実施した。登下校時に児童への交通安全指導と、移動式オービスを活用した速度取り締まりを行い、通学路の安全確保に努めた。

 見守り活動は同署員11人が参加し、児童が登校する午前7時~同9時と、下校する午後2時半~同3時半の時間帯に実施した。下校時は、1~4年の児童300人余りに交通ルールを呼び掛けた後、交差点に立って児童の安全を見守った。移動式オービスは学校前の市道に設置し、通過する車の速度違反に目を光らせた。

 同署の潮田雅昭交通課長は「集団登校中は、安全確認がおろそかになることがあるので、周りの歩行者や車の動きに注意しながら道路を横断してほしい」と話している。

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