埼玉県などは11日から12日にかけて、新型コロナウイルスに感染していた男性1人が死亡、新たに273人の感染を確認したと発表した。11日は163人感染し、70代の男性1人が死亡、12日は110人感染。7日連続で感染者数が100人を上回り、13日連続で前週の同じ曜日を上回った。

　12日の新規感染者の内訳は県発表が77人、さいたま市7人、川口市17人、川越市6人、越谷市3人。

　これまでに確認された感染者は4万8038人（チャーター便帰国者含む）、死者は838人（12日午後6時現在）。

　12日午後9時時点の重症者は23人、感染者の入院は410人、ホテル療養385人、自宅療養392人。退院・療養終了は4万5762人。

　県によると、県管轄で12日に感染の詳細が判明したのは10歳未満～80代の男女58人。クラスター（感染者集団）関連では、県内大学で同じ部活動の20代男子学生1人が陽性となり、計23人となった。会食で感染したとみられる人が4人いた。ワクチン接種を1回受けた1人、2回受けた1人も感染した。

　さいたま市によると、12日に感染が判明したのは10～40代の男女7人。10代女性は市内の高校に通う生徒で、同校の生徒1人が既に感染していた。

　川口市によると、12日に感染が判明したのは10歳未満～50代の男女17人。50代の会社員男性が重症で入院した。市立中学校2校の生徒2人と女子高校生1人の感染が分かり、12、13日にそれぞれ学級閉鎖した。

　川越市によると、12日に感染が判明したのは20～60代の男性6人。20代の男子学生は大学の友人に陽性者がいた。

　越谷市によると、12日に感染が判明したのは20～40代の男女3人。