女子中学生ら、下着を外す…健康診断で 学校側が事前に指示 男性医師へジャージー開き、胸が見える状態 聴診器を当て「心音を確実に聞くため」 生徒の保護者ら「今の時代、おかしいのでは」
2024/07/19/09:06
埼玉県上里町立上里中学校で5月に行われた健康診断で、学校側が女子生徒に下着を外すように事前に指示し、男性医師が胸が見える状態で聴診器を当てていたことが18日分かった。
町教育委員会によると、女子生徒たちは本人や保護者の事前の同意を得ず、下着を外した上でジャージーを着用して健康診断を受けた。3年生はチャックのあるジャージーを完全に開いて、胸が見える状態で聴診器を当てられた。学校医の医師は「心音を確実に聞くため」と説明していたという。女子生徒の保護者からは「今の時代に合っていなく、おかしいのではないか」という声が聞かれた。
文部科学省は今年1月、健康診断時に児童生徒に対してプライバシーへの配慮を求める通知を全国に出している。その中で「正確な検査・診察のため、必要に応じて、医師が、体操服・下着やタオル等をめくって視触診したり、体操服・下着やタオル等の下から聴診器を入れたりする場合があることについて、児童生徒等や保護者に対して事前に説明を行う」としている。
■学校側が事前に説明、文科省通知の詳細
当初は「男性医師が女子生徒に下着を外すように指示」と記載していましたが、学校側が事前に指示していたとの指摘があり記述を変更し、見出しも一部変更しました。また、文部科学省による健康診断時の通知の詳細を記載しました。