さいたま市で6399戸分の個人情報が露出 不正アクセス被害で閲覧可能に 市が対象者に謝罪へ 2005年度の水道利用者分
2024/07/19/09:46
さいたま市は18日、水道局の管理システムを業務委託している「水道マッピングシステム(AMS)」が、再委託している会社のシステムへの不正アクセスで、6399戸の氏名や住所など個人情報が一時的に閲覧可能になっていたと発表した。17日午後4時ごろ、AMSからの連絡で判明した。
この会社は東京ガスの子会社「東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGS)」で、17日に外部からの不正アクセスを受け、約416万人分の個人情報が流出した可能性があると公表していた。
個人情報は、2005年度の利用者6399戸分。市がAMSに業務委託しているのは、水道管の管理図のシステム更新などで、AMSはさらに一部業務をTGSに再委託している。本来、個人情報はすぐに消去することになっていたが、05年度分の一部が残っていた。現時点で、情報の不正利用は確認されていない。
水道局維持管理課では「今回閲覧可能になった方々には、速やかに連絡し謝罪したい」としている。