<新型コロナ>デルタ株に換わりつつある…埼玉381人感染 新規感染者数が一挙に増加、2回接種の3人も
2021/07/22/00:00
埼玉県などは21日、新たに381人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。22日連続で前週の同じ曜日の感染者数がを上回った。1月22日以来初めて350人を超えた。新規感染者の内訳は県発表が261人、さいたま市56人、川口市23人、川越市27人、越谷市14人。
これまでに確認された感染者は5万576人(チャーター便帰国者含む)、死者は845人(21日午後6時現在)。
21日午後9時時点の重症者は27人、感染者の入院は694人、ホテル療養501人、自宅療養1192人。退院・療養終了は4万6633人。
県によると、同期間の変異株PCR検査実施率は39・1%で、陽性率は36・6%(前週16・4%)だった。県の担当者は「デルタ株に置き換わりつつある。新規感染者数も先週から一挙に増えており、変異株陽性率の上昇と比例している可能性がある」と危機感を示した。
県管轄で21日に詳細が判明したのは未就学児~80代の男女234人。会食で10人が感染したとみられる。ワクチンを2回接種した高齢者3人も感染した。県教育局によると、西部地区の県立学校で児童生徒1人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~60代の男女56人。10代男女2人は教諭6人と生徒1人の感染が判明している市立中学校の生徒で、感染者数は計9人となった。今後、残りの生徒492人を検査する。30代女性2人は障害者施設の通所者で、感染者数は計5人となった。
川口市によると、10歳未満の幼稚園男児から70代の女性まで23人の感染を確認した。
越谷市によると、感染が確認されたのは10歳未満~60代の男女14人。
川越市によると、市外在住者1人を含む10~70代の男女27人の感染を確認した。