埼玉新聞

 

新社屋完成、落成披露会に600人 明治3年創業の老舗結婚式場「清水園」 大宮・氷川参道との融和性を重視、これまでの歴史と伝統を継承

  • 感謝と抱負を語る清水志摩子社長=19日、さいたま市大宮区

    感謝と抱負を語る清水志摩子社長=19日、さいたま市大宮区

  • 感謝と抱負を語る清水志摩子社長=19日、さいたま市大宮区

 大宮の武蔵一宮氷川神社表参道沿いにある明治3年創業の老舗結婚式場「清水園」(さいたま市大宮区東町、清水志摩子社長)の新社屋がこのほど完成し、その落成披露会が19日、開かれた。出席した約600人が完成を祝った。

 3階の大広間「飛龍」で行われた祝宴で清水社長は「振り返るとこの4年間は新型コロナの影響で結婚式や会合が皆無に等しい状態になり、新社屋の建設が始まった頃は資材自体が入手困難な状態になったり、高騰したりと大変なことばかりだった。そんな時にこれまでご愛顧いただいた方々、地域の方々が温かい言葉で励ましてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。

 来賓として出席した大野元裕県知事は「これからも地域とともに歩み発展することを祈念します」と語った。

 グランドオープンした「清水園」は、新社屋全体が氷川参道との融和性を重視、建物の中は和と洋の調和を演出。1階フロアのシャンデリアや2階和室の一本杉、床柱など旧館時代に使用していた物を再利用するなど、これまでの歴史と伝統を継承することにこだわった造りとなっている。

ツイート シェア シェア