埼玉新聞

 

水しぶき上げ豪快に 秩父川瀬祭りで神輿洗い 「ワッショイ、ワッショイ」と力強く川の中を練り歩く

  • 神輿を担いで川を練り歩く若者たち=20日午後3時10分ごろ、秩父市の荒川

    神輿を担いで川を練り歩く若者たち=20日午後3時10分ごろ、秩父市の荒川

  • 神輿を担いで川を練り歩く若者たち=20日午後3時10分ごろ、秩父市の荒川

 秩父路に本格的な夏の到来を告げる「秩父川瀬祭」が20日に大祭を迎え、神輿を荒川の清流で洗い清める「神輿洗い」の神事が秩父市内の荒川で行われた。

 神職を先頭に大うちわ、お供え物、重さ約400キロの神輿などの行列が秩父神社を出発。行列は午後3時ごろに荒川右岸の武の鼻河原に到着した。

 花火を合図に、各町会から選ばれた白装束の若者34人が神輿を荒川に担ぎ込み、「ワッショイ、ワッショイ」というかけ声とともに清流に入った。途中では胸辺りまで水に漬かり、水しぶきも豪快に上げながら力強く川の中を練り歩いた。

 河原に設けられた斎場の前に到着すると、輪になった若者たちが一斉に川の水を神輿にかけ、悪疫を洗い清めた。

 厳しい暑さの中で神事が実施されたが、河原には大勢の見物客が集まり、惜しみない拍手が送られていた。

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