<新型コロナ>ワクチン供給量が減少…さいたま市、接種回数を制限 特設会場の桜木駐車場の予約枠で
2021/07/22/00:00
さいたま市は21日、新型コロナウイルスワクチン接種で、特設集団接種会場の市営桜木駐車場の予約枠について、国による米ファイザー製ワクチンの供給量が減少するとして、8月2日から1日1500人を平日約500回、土日約750回に制限すると発表した。個別接種などへの影響は今のところないとしている。
政府は11月までに希望する国民の接種完了を目標としていた。市保健所は11月末までに希望する市民の7割の接種を完了するため、1日1万回の接種体制を整えたとしている。1万回を維持するには、2週間で約120箱の供給を必要としているが、8月16日と23日の2週間で86箱に減少。8月30日の週以降は80箱が確保されているが、接種状況によっては供給量を減らされる可能性もあるという。
清水勇人市長は21日の定例会見で、「このままの供給量では、11月末には間に合わない。(国の供給量を)信じて供給体制を組んできて、私たちも困惑している」と述べ、国に対しては「ワクチンをしっかり確保して、供給量のスケジュールをできるだけ具体的に早く知らせてほしい」と訴えた。