<新型コロナ>クラスター発生、施設名を公表 埼玉449人感染、飲食店で拡大 ワクチン接種した人が発症
埼玉県などは26日、新型コロナウイルス感染者を新たに449人確認したと発表した。新規感染者数は1週間連続で300人を超え、月曜日の感染者としては1月11日の336人を上回り過去最多になった。県によると、感染者の内訳は、県発表が301人、さいたま市56人、川口市35人、川越市30人、越谷市27人。
県は7月18日の感染者2人について重複があったと発表したため、累計感染者は2人減って5万2728人(チャーター便帰国者含む)、死者は846人(26日午後7時現在)となった。
26日午後9時時点の重症者は37人、感染者の入院は827人、ホテル療養519人、自宅療養1957人。退院・療養終了は4万7671人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~70代の男女255人。接待を伴う飲食店の客や従業員では10~60代の男女4人が感染し、会食では20~60代の男女4人が感染したとみられる。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女56人。感染者数の急増を受けて市保健所の調査に影響が出ており、感染経路の調査中は8割を超える47人に上っている。20~50代の男女5人が中等症。80代男性は2回目のワクチンを17日に接種したが、21日に発症した。
川口市によると、10歳未満の未就学男児から60代の無職男性まで35人の感染を確認。ほかに、本蓮1丁目の介護付き有料老人ホーム「アミカの郷川口」でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。同施設では27日までに計6人(入所者4人、職員2人)の感染が分かった。
川越市によると、10歳未満~60代の男女計30人が新型コロナウイルスに感染した。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~50代の男女27人。公立保育所の30代男性職員が新たに感染した。