埼玉新聞

 

夏バテ予防に 創業230年の老舗漬物店が「カレーかき氷」 1日10食限定 冷製カレーにミルク氷とマスカルポーネクリーム 「冷たいのに脂っこさない」

  • 新商品のカレーかき氷。「日本の伝統的な食文化である漬物の魅力を若者にも広めたい」と話す河村屋の染谷静香社長

    新商品のカレーかき氷。「日本の伝統的な食文化である漬物の魅力を若者にも広めたい」と話す河村屋の染谷静香社長

  • 新商品のカレーかき氷。「日本の伝統的な食文化である漬物の魅力を若者にも広めたい」と話す河村屋の染谷静香社長

 創業230年の老舗漬物店「河村屋」(さいたま市北区)は7月29日の「福神漬けの日」にちなみ、カレーと米こうじをかけ合わせた新フレーバーのかき氷を8月5日まで1日先着10食限定で販売している。

 同商品は暑い夏でも食欲をそそる野菜たっぷりの冷製カレーに、成分無調整の甘みのあるミルク氷と米こうじ入りのマスカルポーネクリームをマッチング。福神漬けの製造過程で端材となるタマネギをノンフライチップスにしてのせ、香ばしさも加えている。

 添えられている河村屋看板商品のごろごろ野菜の「大福神漬」は3年間をかけて熟成させたもの。大ぶりのたくあんやレンコンなどのコリコリ、サクサクとした食感、こく深い風味となっている。

 カレーに含まれるターメリック(ウコン)は体の熱を冷ます効果があるとされ、考案した10代目社長の染谷静香さんは「試食でスタッフに食べてもらったら、冷たいのに脂っこさもないと大絶賛された。酷暑に負けないスパイスと発酵食パワーで夏バテを予防しましょう」といち押し。満腹感に加え、汗もかかないため外回りの会社員などにもお薦めという。

 かき氷はイチゴミルクなどの定番メニューのほか、「フルーツトマトのカプレーゼ」「焼きいものモンブラン」など多数用意。「カレー×米麹かき氷」(税込み1729円)は大宮本店(さいたま市北区)と川越店(川越市幸町)で味わえる。

 河村屋のかき氷茶屋は月曜(8月末まで)と木~日曜の午後1時~同5時に営業。詳細はホームページ。

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